2009年11月03日

富士通(6702)上期は182億円の営業損失

事業環境は緩やかに回復傾向にあるものの、依然として水準が低く、前年同期との比較では減収を余儀なくされた。主要なセグメント別に売上高をみると、主力のテクノロジーソリューション部門が同6.7%減収。
海外が富士通テクノロジー・ソリューションズ(FTS)の連結子会社化などにより同2.3%増収となった国内がIT投資抑制や、携帯電話基地局向けの投資一巡などにより同11.5%減収となったことが響いた。デバイスソリューション部門は同27.0%減収と、主要なセグメントの中では減収率が大きかった。連結子会社化影響を除くと、全社の売上高は同16%減収だったとしている。操業度の低下などにより、売上総利益率は26.1%→25.6%と悪化。
経費節減に努めたが、欧州における次世代ネットワークに費用に運用悪化による退職給付積立不足償却額の増加などで抑制が小幅にとどまり、営業損失(前年同期は385億円の利益)を余儀なくされた。苦戦が続いてきたハード系ビジネスに底打ちの兆しがみえてきたが、主力事業であるテクノロジーソリューション事業が、抑制により、鈍化している。
損益面では、固定費・経費節減効果で、縮小傾向にある。比較では、売上高は未達となったが、営業損益は上回った。苦戦が続いているが、損益面での改善は進んでいると、QBRでは評価している。四半期毎にみた増収率は、マイナスが続いている10年3月期1Q・2Qはマイナス幅が縮小した。
営業損失も続いているが、3四半期連続でマイナス幅は縮小した(図1参照)。テクノロジーソリューション部門の太宗を占めるサービス事業の苦戦や、競争激化を背景に販売価格の下落が響き、販売の苦戦は続きそうだが、ユビキタスプロダクトソリューション部門などモノ作りの事業の回復により、損益環境は明るくなってきたといえそうだ。
ラベル:富士通
posted by しんこうしょうけん at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 株情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック